2025/04/07 15:10
数十年ブランドバッグの業界にいますと、心拍が上がるほどの逸品との出会いは早々訪れなくなりますが、久方ぶりに心を震わせる逸品が現れました。
80年後半から90年初頭のリアルヴィンテージ物です。
正に贅を尽くした逸品。余計な表現は不要でしょう。
横幅13cmという可愛らしい正に手のひらサイズ。
ショルダーにはこの年代の特徴であるバロックパールを使用しており、後付けでないことが分かります。(表面の微妙な被膜の剥がれなどもその裏付けです。)
・バロックパール→ ややデコボコとした不統一球状
・現行のパール→ 綺麗な球体
※ちなみに説明が遅くなりましたが現行・ヴィンテージ問わずバッグにはフェイクパールが使われています。
シャネルの職人の隠れた業を感じるのが、パールとパールの間にラインストーンを散りばめられた2個のリングが台座として取り付けられており、パール同士が直接接触しない造りになっています。この台座はパールの形状に窪んでいるのでパール塗装の剥がれが出にくくなっています。
またこのリングが細かく回転することでラインストーンが一層輝きバッグの存在感を引き立てています。
こういった細かな造りの話までは販売サイトの説明文にはなかなか記載できないのでブログというツールは非常にありがたい存在です。
パーティーシーンなどにピッタリの豪壮なデザイン。
開閉はマグネッボタンなので非常に実用的です。
当方も20年以上この業界に携わっていますが初めてお目にかかりました。
この手の品物は正に一期一会です。
大切にしていただける方にお譲り出来たら幸いです。
絶賛販売中です。