2022/11/02 00:33
シャネルのアクセサリーのタイトルに良く『グリポア』という言葉が付いている物を見かけると思います。
そして、このグリポアと名の付く品物が高いというのも何となく気づいている方も多いと思います。
旧い話で、うんちくが長くなるため、端的に割愛しつつ説明しますと
ココ・シャネルがコスチューム・ジュエリーの老舗工房であったグリポア社にアクセサリー製作を依頼して共同で製作したもので、銅の針金で造られた金枠に、溶かしたガラスを独特の色味に発色させ流し込み、表面張力で膜を貼るという特殊技法で造られた品物で、2000年まで造られたとい言われています。
グリポアのガラスは、熟練の職人が手作業で製作しており、同じ型の物でも微妙に造りが異なる点も特徴です。
色彩豊かなで趣のある色合いは金一色のアクセサリーより需要が高く、コレクターの中でも特に注目度が高く高額になっています。
そんな珍しいグリポアのアクセサリーの中でも至高のレア物とも言えるのが以下の品物

貴重な80年代の品物です。
シャネルの代名詞ともいえるアイコン「カメリア」と並んで多く使用される「四つ葉のクローバー」をモチーフに、趣のあるカラフルな色合いが存在感を引き立てます。
ガラス内部に僅かに空気の気泡が残っているのが分かりますか?正に手作業で行っていた現れと言われています。
ステンドグラスのように光の差し込み方により色合いが変わって見えます。
見れば見る程、うっとりしてしまいますね。

大変希少価値も高く、ガラス部分もあるため取り扱いは手袋をはめ、最新の注意を払っております(゚Д゚;)
私も撮影時ドキドキですw
80年代クラスのグリポアは国内のみならず、昨今海外コレクター需要が異常に高く、少ない機会を逃すと次に出会える可能性は本当に低くなってしまいます。
この品物に運命を感じた方是非、一生ものの宝物としていかがでしょうか?